◆草の木々の香りが立ち込めて
水がどこかで流れる音がします
農繁期で遠くの方で聞こえるエンジン音
虫の羽音が聞こえて・・
心地いい季節です
なにげない日常のワンショットですが
その向こうにある感情に少し共感してもらえたら嬉しいな・・・と思います
少し時間が出来たときにのぞいていってもらえて、ホッとしていただけたら・・・
■不思議な一日でした
こんな感覚は
もう20年ぶりのような気がしました
メイがスキー学校で2泊留守、夫が飲み会で留守、
雨の音がして・・何時にご飯を作らないと、とか
何時に誰かが帰ってくるとか、
迎えの時間を気にすることなく
夕方から夜に・・時間が流れていきました
何の時間にも追われずいた、
ずっとずっと昔の感覚がよみがえってきました。
テレビで芥川賞作家の若竹千佐子さんがおっしゃっていた気がします
母親という役目も妻という役目も終えた後・・・
これから、また新しい時間も私の人生で待っているんだなぁ・・
今日がそのどちらの役目もない日で、
何をしようか、思いつきませんでした
◆冬の真ん中に立っていて
気持ちのよりどころになるのが
空に暖かさの気配がある日です
明日はもっと暖かくなりそう・・・
枯れ紫陽花の向こう側に見える空は
幻のような春の気配の色をした空でした
■クリスマスが過ぎていき
友人との会話
「走るわよね・・」
「はしるわ・・」
「年賀状、大掃除、買い出し、お年玉の準備、仕事納め、その他いろいろ・・」
「スタート地点で、シューズの紐を結び直し、体をほぐし、
さあ、行くわよ、しっかりとつかまらないと、
自分が誰だかわかんなくなるからね・・」
「何につかまるの?」
「わからないけど、とにかくすごいスピードなのよ、この年末っていう時間は」
雨上がりの薬草畑はもう刈り取りが終わり
冬の青い空気の中で静かでした
■冬の枯れ果てた紫陽花で
いつも1年を振り返っています
今年は受験があって、サツキが家を巣立って
一つの区切りのような年でした
レースのようになっていく紫陽花・・
冬の日向が似合います
■秋になるとこのターコイズブルーの
宝石みたいな実に魅せられます
本当に野に咲いています。
長い長い雨ですが
今日、本当に1時間くらいだけ、家の上の空が晴れました
野ぶどうを見つけ、お仕事テーブルの上に飾ると
スッーと部屋にさす秋の日差しが優しくて優しくて・・・
ゆっくり、ゆっくりとハーブティーを飲みました
▲向こうの空は青空なんですが、
野ぶどうのブルーに負けて、写りませんでした・・
■隣町のラベンダーパークへ行きました
ちょっとドライブして小旅行気分です
空気が澄んでいて
景色が異国のようでした
初めて海外に行ったのはこんな6月でした
赤毛のアンの舞台、カナダのプリンスエドワード島
同じような乾いた空気、懐かしく思い出しました
また、旅をたくさんしたいな・・・